キットデザイナー
2025.11.04
押したり推されたりの押しフルーツ作家・まつぼっくりさん|HanaCocoデザイナーズVol.1
新鮮なフルーツや草花を、色鮮やかなまま閉じ込めてしまう魔法の手を持つ「押し」のプロのまつぼっくりさん。
一見すると、ただの果物や花も、まつぼっくりさんの手にかかれば、瑞々しい姿のまま時間が止まります。
まるで果物売り場からそのまま抜け出してきたかのような透明感と色彩。
きっと緻密な計算のもとに生み出されたのだろうと、手間暇のかかった繊細な工程を想像させます。
……が、実際にはスーパーの青果コーナーを凝視しながら「押すか?食べるか?」と葛藤している姿だったりするのだから面白い。
数ある作品の中でも、とりわけ有名なのは「いちご」。
ファンの間では「”いちご”はまつぼっくりさんからしか買わない!」という熱狂的な人もいるほど。
「カラカラなのにみずみずしい」という矛盾を華麗に突破する作品は圧巻。
あまりの艶やかさに「これ、まだ食べられるのでは?」と聞きたくなります。
一見すると、ただの果物や花も、まつぼっくりさんの手にかかれば、瑞々しい姿のまま時間が止まります。
まるで果物売り場からそのまま抜け出してきたかのような透明感と色彩。
きっと緻密な計算のもとに生み出されたのだろうと、手間暇のかかった繊細な工程を想像させます。
……が、実際にはスーパーの青果コーナーを凝視しながら「押すか?食べるか?」と葛藤している姿だったりするのだから面白い。
数ある作品の中でも、とりわけ有名なのは「いちご」。
ファンの間では「”いちご”はまつぼっくりさんからしか買わない!」という熱狂的な人もいるほど。
「カラカラなのにみずみずしい」という矛盾を華麗に突破する作品は圧巻。
あまりの艶やかさに「これ、まだ食べられるのでは?」と聞きたくなります。
スーパーは研究室
まつぼっくりさんにとってスーパーはほぼ研究室。
「この”いちご”は押したらどうなるかな」
「この柑橘は押しごろだな」
食欲より先に押し欲。
晩ごはんに出るはずのフルーツが「作品候補」として奪われる日もあるのです。
そしてキッチンは実験室と化します。
カウンターの表側から見れば、丁寧にお料理をしている姿。
けれど裏側では、フルーツを薄くスライスしては水分を取る、取る、取る…。
家族が「今日のデザートは何かな?」と覗き込めば、そこには黙々と「押す」作業に没頭する母の背中。
台所の香りは甘いはずなのに、漂ってくるのは研究の気配です。
ここまでくると、もはや執念の域。
でもファンは知っています、粘った先に傑作が生まれることを。
「この”いちご”は押したらどうなるかな」
「この柑橘は押しごろだな」
食欲より先に押し欲。
晩ごはんに出るはずのフルーツが「作品候補」として奪われる日もあるのです。
そしてキッチンは実験室と化します。
カウンターの表側から見れば、丁寧にお料理をしている姿。
けれど裏側では、フルーツを薄くスライスしては水分を取る、取る、取る…。
家族が「今日のデザートは何かな?」と覗き込めば、そこには黙々と「押す」作業に没頭する母の背中。
台所の香りは甘いはずなのに、漂ってくるのは研究の気配です。
ここまでくると、もはや執念の域。
でもファンは知っています、粘った先に傑作が生まれることを。

YouTubeは実験実況番組
作品そのものだけでなく、YouTubeでの制作過程公開も大人気。
「前回の”いちご”はどうなった?」「次回は何を押すのか?」と、視聴者は朝ドラの続きを待つようにワクワクします。
過去には「本のしおりを作ってほしい」と視聴者からリクエストが。
ところが、完成してみると、本に挟むものとしては少しだけ分厚い。
すると今度は「定規にしたら可愛いのでは?」という声が上がり、いちご柄の「可愛すぎる」定規に進化を遂げました。
一連の流れを一緒に楽しんでいた視聴者は歓喜し、購入。
もはや作品づくりはファンとの共同研究プロジェクトなのです。
「前回の”いちご”はどうなった?」「次回は何を押すのか?」と、視聴者は朝ドラの続きを待つようにワクワクします。
過去には「本のしおりを作ってほしい」と視聴者からリクエストが。
ところが、完成してみると、本に挟むものとしては少しだけ分厚い。
すると今度は「定規にしたら可愛いのでは?」という声が上がり、いちご柄の「可愛すぎる」定規に進化を遂げました。
一連の流れを一緒に楽しんでいた視聴者は歓喜し、購入。
もはや作品づくりはファンとの共同研究プロジェクトなのです。
幼少期からのハンドメイド英才教育
幼い頃から母の洋裁に親しみ、服はほぼお手製。
卒業式もウェディングもフルオーダーメイドの「母ブランド」。
そんな環境で育てば、そりゃ自然と「押す道」に足を踏み入れるのも時間の問題だったのでしょう。
最初に挑んだハンドメイド作品ではなかなか思うような成果が出ず…。
「手仕事で自分の道を切り開くにはどうすればいいのか」と模索するなかで出会ったのが押しフルーツ。
そのスタートは単なる趣味の延長ではなく「迷った末に辿りついた自分の道」だったのです。
気づけば押しフルーツは「人生の柱」に。
一本の幹から枝葉を伸ばすように、素材作りから作品化、動画配信まで広がっていきました。
卒業式もウェディングもフルオーダーメイドの「母ブランド」。
そんな環境で育てば、そりゃ自然と「押す道」に足を踏み入れるのも時間の問題だったのでしょう。
最初に挑んだハンドメイド作品ではなかなか思うような成果が出ず…。
「手仕事で自分の道を切り開くにはどうすればいいのか」と模索するなかで出会ったのが押しフルーツ。
そのスタートは単なる趣味の延長ではなく「迷った末に辿りついた自分の道」だったのです。
気づけば押しフルーツは「人生の柱」に。
一本の幹から枝葉を伸ばすように、素材作りから作品化、動画配信まで広がっていきました。
まつぼっくりさんを推したくなる理由
いちごや花の透明感はもちろん魅力的ですが、ファンが夢中になるのは「人となり」。
押すことに真剣で、でもちょっとお茶目。
スーパーで果物をガン見しても恥じない姿勢。
そんな作家さん、推さずにいられません。
手元に届くのは、ただのハンドメイド作品ではなく「押し愛」が詰まった宝物です。
背景にはスーパーの青果売り場でうろつく姿や、YouTubeでいちごと格闘する様子があります。
だからファンは思うのです。
「この人は押せる、いや推せる」と。
これからの「押し」未来
まつぼっくりさんの挑戦はまだまだ続きます。
「もっと押す」
「もっと喜んでもらう」
「もっと驚かせる」
押しフルーツは趣味の枠を軽々と飛び越え、ライフワークへ。
次に押されるのは、まだ誰も押したことのない未知のフルーツかもしれない…
答えを知るために、私たちは今日もYouTubeを開き、スーパーでいちごをガン見する彼女の姿を想像してニヤニヤしてしまうのです。
押すことに真剣で、でもちょっとお茶目。
スーパーで果物をガン見しても恥じない姿勢。
そんな作家さん、推さずにいられません。
手元に届くのは、ただのハンドメイド作品ではなく「押し愛」が詰まった宝物です。
背景にはスーパーの青果売り場でうろつく姿や、YouTubeでいちごと格闘する様子があります。
だからファンは思うのです。
「この人は押せる、いや推せる」と。
これからの「押し」未来
まつぼっくりさんの挑戦はまだまだ続きます。
「もっと押す」
「もっと喜んでもらう」
「もっと驚かせる」
押しフルーツは趣味の枠を軽々と飛び越え、ライフワークへ。
次に押されるのは、まだ誰も押したことのない未知のフルーツかもしれない…
答えを知るために、私たちは今日もYouTubeを開き、スーパーでいちごをガン見する彼女の姿を想像してニヤニヤしてしまうのです。
まつぼっくりさんのデザインキット・オリジナル作品はこちら
まつぼっくりさんの 【キット】・【オリジナル作品】はこちら
手にした瞬間、まつぼっくりさんの“押しフルーツの世界”をそのまま感じられます。
ほかにはない唯一無二の存在。
手に取るたび、時間が止まったような美しさに心を奪われます!
ぜひ、まつぼっくりさんが閉じ込めた“一瞬の輝き”を、あなたの手の中で確かめてみてください。
この記事を書いた人
阪口ゆうこ
ミニマリスト/コラムニスト。Instagramフォロワー10万人超。40代以降の暮らしをテーマに、ムダを削ぎ、余白を整える生き方を綴っている。日々の生活で気づいたことや、セカンドライフの始まりに見えてきた景色を、等身大の言葉で届けている。愛猫家であり、猫たちに人生を乗っ取られがち。