クリエイター
2025.12.05
オーストラリアのワイルドフラワーで紡ぐ楢原佳子さんの世界|HanaCocoクリエイターズvol.1
ユーカリの香りが漂う夜のアトリエで
楢原佳子さんは、オーストラリア・パースに自生する「ワイルドフラワー」を使って花束やスワッグ、リースを制作するプリザーブドフラワー作家です。
夜が深まるころ、楢原さんの自宅にあるアトリエにはユーカリの香りが漂います。
扱うのはオーストラリアの大地で育った「ワイルドフラワー」。
南半球の乾いた土地の風に鍛えられた野生の花です。
プリザーブド加工(保存処理)されていても、香りや質感はそのままで、触れるとしっとりと柔らかい草花。
手にしたお客さんからは「生花みたい!」と、驚きの声をいただくことも珍しくありません。
保管状態がよければ一年以上命をとどめるというのだから驚きです。
夜が深まるころ、楢原さんの自宅にあるアトリエにはユーカリの香りが漂います。
扱うのはオーストラリアの大地で育った「ワイルドフラワー」。
南半球の乾いた土地の風に鍛えられた野生の花です。
プリザーブド加工(保存処理)されていても、香りや質感はそのままで、触れるとしっとりと柔らかい草花。
手にしたお客さんからは「生花みたい!」と、驚きの声をいただくことも珍しくありません。
保管状態がよければ一年以上命をとどめるというのだから驚きです。

つながりは14歳から
楢原さんとオーストラリアのつながりは、14歳のときに始まりました。
地元の街とオーストラリア・メルボルンが姉妹都市で、交換留学の制度を使って2週間ホームステイに行ったのが最初です。
「地元とオーストラリアの都市が提携を組んでいて。その交換留学制度で行けたんです」
それが楢原さんにとって初めての海外、異国の風を受けたその瞬間、オーストラリアにハートを奪われました。
その後、大学時代にもオーストラリアへ語学留学し、遠く離れた国への思いが冷めることはありませんでした。
地元の街とオーストラリア・メルボルンが姉妹都市で、交換留学の制度を使って2週間ホームステイに行ったのが最初です。
「地元とオーストラリアの都市が提携を組んでいて。その交換留学制度で行けたんです」
それが楢原さんにとって初めての海外、異国の風を受けたその瞬間、オーストラリアにハートを奪われました。
その後、大学時代にもオーストラリアへ語学留学し、遠く離れた国への思いが冷めることはありませんでした。
そして再熱
そして、ある日思いがけない再会が。
社会人になった楢原さんは、仕事の帰り道に新しい花屋を見つけます。
看板には、「オーストラリアフラワー専門店」とあり、吸い込まれるように店内へ。
店中に広がる香りを胸いっぱいに吸い込み、見たことのない花に心が躍りました。
14歳のあの日のように再び心が躍り、ユーカリを数本買って胸に抱えて帰りました。
ラブストーリーも人生の転機も、訪れるのはいつも突然なのです。
それからお店に通うようになり、「この花を自分の手で束ねたい」と思うようになりました。
最初に作ったのは、同店で行われたワークショップでの小さなリース。
「花選びから手を動かすまで、全部が楽しくて。
花屋さんの空気の中で制作できることが、とにかく幸せでした」
楢原さんは、その「楽しい」を燃料に、人生の舵を静かに動かし始めました。
その後、オーストラリア産の花でプリザーブドフラワーを扱うには資格が必要だと知り、妊娠中にもかかわらずスクールに通いはじめました。
下の子をお腹に抱えながら毎日花を束ね続け、なんと、出産前に資格を取得してみせたのです。
ワイルドフラワーを扱う楢原さん自身も、やっぱりワイルドです。
社会人になった楢原さんは、仕事の帰り道に新しい花屋を見つけます。
看板には、「オーストラリアフラワー専門店」とあり、吸い込まれるように店内へ。
店中に広がる香りを胸いっぱいに吸い込み、見たことのない花に心が躍りました。
14歳のあの日のように再び心が躍り、ユーカリを数本買って胸に抱えて帰りました。
ラブストーリーも人生の転機も、訪れるのはいつも突然なのです。
それからお店に通うようになり、「この花を自分の手で束ねたい」と思うようになりました。
最初に作ったのは、同店で行われたワークショップでの小さなリース。
「花選びから手を動かすまで、全部が楽しくて。
花屋さんの空気の中で制作できることが、とにかく幸せでした」
楢原さんは、その「楽しい」を燃料に、人生の舵を静かに動かし始めました。
その後、オーストラリア産の花でプリザーブドフラワーを扱うには資格が必要だと知り、妊娠中にもかかわらずスクールに通いはじめました。
下の子をお腹に抱えながら毎日花を束ね続け、なんと、出産前に資格を取得してみせたのです。
ワイルドフラワーを扱う楢原さん自身も、やっぱりワイルドです。
枯れないのに、生きている花
プリザーブドフラワーと聞くと「枯れない花」のイメージを持つ人が多いですが、楢原さんにとっては「静かに生き続ける花」です。
空気中のわずかな水分で一年ほど生きるプリザーブドフラワーは、雨の日には樹液が出たり、湿気で色が変わることもあります。
ちゃんと反応して生きているのです。
乾いた土地に生まれながら、どこかしっとりとした手触りと香りを残す。
「ユーカリの香りを嗅ぐと、自然に深呼吸したくなる。花が、人の呼吸を整えてくれるんです」
空気中のわずかな水分で一年ほど生きるプリザーブドフラワーは、雨の日には樹液が出たり、湿気で色が変わることもあります。
ちゃんと反応して生きているのです。
乾いた土地に生まれながら、どこかしっとりとした手触りと香りを残す。
「ユーカリの香りを嗅ぐと、自然に深呼吸したくなる。花が、人の呼吸を整えてくれるんです」

夜に咲く花屋
楢原さんは、話している姿もどこか「静かな野生」を感じさせる人です。
穏やかでしっとりした第一印象とは裏腹に、内側にはめらめらと燃えるような情熱を秘めています。
ひとたび仕事に入ると、スイッチがオン。
寝かしつけという母業をサッサと済ませ、自宅にあるアトリエへ向かいます。
静かに朝日を浴びて、紅茶を飲みながら……なんて優雅な理想を抱きつつ、
現実の作業時間は、漆黒の夜。
アップテンポな曲を流し、リズムに合わせてテンションを上げながら花を束ねていきます。
とはいえ、作業工程でいちばん大切にしているのは、自然光。
夜に束ねた花は、翌朝のやわらかい光のもとで再び見直し、色のバランスを整えるのだそうです。
「昼も夜も花と向き合って大変だけど、すごく楽しい」
楢原さんは幸せそう。
その笑顔には、まっすぐな素直さと、芯の強さがにじんでいます。
穏やかでしっとりした第一印象とは裏腹に、内側にはめらめらと燃えるような情熱を秘めています。
ひとたび仕事に入ると、スイッチがオン。
寝かしつけという母業をサッサと済ませ、自宅にあるアトリエへ向かいます。
静かに朝日を浴びて、紅茶を飲みながら……なんて優雅な理想を抱きつつ、
現実の作業時間は、漆黒の夜。
アップテンポな曲を流し、リズムに合わせてテンションを上げながら花を束ねていきます。
とはいえ、作業工程でいちばん大切にしているのは、自然光。
夜に束ねた花は、翌朝のやわらかい光のもとで再び見直し、色のバランスを整えるのだそうです。
「昼も夜も花と向き合って大変だけど、すごく楽しい」
楢原さんは幸せそう。
その笑顔には、まっすぐな素直さと、芯の強さがにじんでいます。

思い出を保管するブーケ、ブランド名「pressie(プレジー)」に込めた想い。
これまでで、印象に残っているオーダーは、ブライダルの前撮りと挙式で同じブーケを使った依頼です。
「前撮りが夏で、挙式が半年後の春。季節をまたいで、同じ花を持てたことをすごく喜んでくださいました」
同じブーケで、ふたりの思い出をより濃くとどめることができたのです。
まさに、楢原さんの作品ならではのエピソードです。
そんなエピソードにぴったりな、ブランド名「pressie(プレジー)」。
ブランド名の「pressie(プレジー)」は、オーストラリアのスラングで「贈り物」という意味です。
オーストラリアではサングラスを「サニーズ」、朝食を「ブレッキー」などと、ゆるく親しみを込めて呼ぶ文化があります。
贈り物であるプレゼントは「プレジー」。
14歳のころにオーストラリアで出会い、今も変わらず交流のある友人に相談して、この名をブランド名に決めました。
オーストラリア特有の、親しみのある温かさを感じます。
人との繋がりは、さらに人の繋がりを呼ぶようです。
「前撮りが夏で、挙式が半年後の春。季節をまたいで、同じ花を持てたことをすごく喜んでくださいました」
同じブーケで、ふたりの思い出をより濃くとどめることができたのです。
まさに、楢原さんの作品ならではのエピソードです。
そんなエピソードにぴったりな、ブランド名「pressie(プレジー)」。
ブランド名の「pressie(プレジー)」は、オーストラリアのスラングで「贈り物」という意味です。
オーストラリアではサングラスを「サニーズ」、朝食を「ブレッキー」などと、ゆるく親しみを込めて呼ぶ文化があります。
贈り物であるプレゼントは「プレジー」。
14歳のころにオーストラリアで出会い、今も変わらず交流のある友人に相談して、この名をブランド名に決めました。
オーストラリア特有の、親しみのある温かさを感じます。
人との繋がりは、さらに人の繋がりを呼ぶようです。
香りがくれるほんの一瞬の休息
「いつもは元気でも、疲れる時もありますよね。体だけじゃなくて、心も…。そんなときこそ、ユーカリの香りを嗅ぐだけでホッとしてもらえたら…」
ユーカリの香りに勇気をもらい励まされ、人生を大きく変えた楢原さんは「今度は私が届ける番」だと語ります。
やさしく素直、しかし実は、とても強い。
オーストラリアのワイルドフラワーは楢原佳子さん自身のようです。
ユーカリの香りに勇気をもらい励まされ、人生を大きく変えた楢原さんは「今度は私が届ける番」だと語ります。
やさしく素直、しかし実は、とても強い。
オーストラリアのワイルドフラワーは楢原佳子さん自身のようです。
楢原佳子さんのオリジナル作品はこちら
「香りとグリーンのスワッグ」はこちらから
「ウォールフラワー」はこちらから
どちらも日常にそっと癒やしを届けてくれる、楢原佳子さんの一点ものの作品です。
爽やかな香りのユーカリやワイルドフラワーのバンクシアを使ったスワッグは、お部屋の主役インテリアとしても楽しめます。
また、植物本来の美しさを生かした壁かけのウォールフラワーは、お気に入りの写真やカードと一緒に飾れば、華やかで彩り豊かな空間に。
すべて受注生産のオーダー品のため、ご注文をいただいてから丁寧に制作いたします。
香りや自然の表情を手に取って感じられる特別な作品、ぜひあなたの暮らしの中でその魅力を確かめてみてください。
この記事を書いた人
阪口ゆうこ
ミニマリスト/コラムニスト。Instagramフォロワー10万人超。40代以降の暮らしをテーマに、ムダを削ぎ、余白を整える生き方を綴っている。日々の生活で気づいたことや、セカンドライフの始まりに見えてきた景色を、等身大の言葉で届けている。愛猫家であり、猫たちに人生を乗っ取られがち。