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インド刺繍リボン
クリエイター
2026.06.12

インド刺繍リボンの魅力とは? プレゼントに大人気のハンドメイドポーチを作る「ma poche」さんに聞きました。

インド刺繍リボンをご存じでしょうか。
インドで作られる、花や植物、幾何学模様などを糸やビーズ、スパンコールで刺繍した装飾リボンのことです。光の当たり方で表情が変わり、少し添えるだけで、小物に華やかさと特別感を加えてくれます。
 
ma poche(マポッシュ)が手掛けるのは、そんなインド刺繍リボンを使ったポーチや小物たち。華やかなのに派手すぎず、可愛いのに甘すぎない…インド刺繍リボンの繊細さと、力強さが、バッグから取り出すたびに気持ちを少し上げてくれます。
それはまさにma pocheを手掛ける制作者さん(以下、ma pocheさん)の人柄のようです。

ご自身をひと言で表すなら、「地道にコツコツタイプ」。
お話を聞き終えた今、その言葉はma pocheさんの作品づくりそのものにも重なっているように感じます。

ハンドメイド作家として活動を続ける毎朝15分の制作習慣

インド刺繍リボン
世の中には「朝活」という言葉があります。
白湯を飲み、ストレッチをし、語学を学び…。
人生をアップデートするようなキラキラしたイメージです。
 
一方、ma poche さんはミシンを踏みます。
 
「1日15分だけでも好きなことをしたい」
 
という気持ちが、5年間続いています。
朝活というより習慣。
いや、日課であり、もはや生活の一部です。
 
子育て中は自分の時間を確保するのも簡単ではありません。
だからといって1時間、2時間を捻出するのも難しい…。
 
そこで辿り着いたのが15分でした。
 
静寂の中で集中するというより、誰かの声を聞きながら手を動かすのが心地良いので、お気に入りのラジオ番組をBGMに作業します。
それはとても豊かな時間なのです。
 
「少しでも続けていればいいかなと思って」
 
ご本人はさらりとそう話しますが、その「少し」を5年間積み重ねるのは簡単なことではありません。無理なく、でも途切れさせずに続ける姿勢が、ma pocheさんの作品にある丁寧さにも表れています。

ハンドメイド好きの原点は子どもの頃の手芸体験

インド刺繍リボン
ma pocheさんは子どもの頃から、ものを作ることが好きでした。
外遊びよりも家の中派。
「着せ替え人形で遊び、フェルトでマスコットを作り、小さなキューピー人形の洋服を作る」
母や祖母が手芸をする家庭で、自然とものづくりに触れる機会がありました。
 
 
学生時代の通知表には毎回「積極性がほしい」と書かれていたそうです。
今も周囲からは「真面目そう」「穏やかそう」と言われることが多いといいます。
 
実際にお話を聞いていると、その印象はよくわかります。
柔らかくて控えめで、そして驚くほど謙虚です。
お話を聞かせてもらう中でも、
 
「おこがましいんですけど」
「そんな大したことじゃないんですけど」
 
そんな言葉が何度も出てきました。
けれど、毎朝の15分を重ね、5年間ものづくりを続けてきたことは、十分に大きな力です。その静かな積み重ねこそが、作品の魅力を支えているのだと感じました。

手作りポーチ制作のきっかけとなった洋裁との出会い

インド刺繍リボン
本格的にものづくりと出会ったのは20歳頃。
きっかけは、友人と手芸店へ行ったこと。
そこで生地を買い、自分用の枕カバーを手縫いで製作しました。
すると不思議な感覚がありました。
 
「一枚の平らな布が形になる」
それがとても面白く感じられ、その感動は今でも覚えているそうです。

そこから 「次は洋服でも作ろうか」と、友人と一緒にミシンを購入し、洋裁教室へ通うようになりました。
 
当時の洋裁教室は年上の生徒さんが多く、若かったma pocheさんは可愛がられながら、周囲から多くのことを学び、気づけば洋裁が暮らしの中に根付いていました。
 

インド刺繍リボンとは?ma pocheさんが魅力に惹かれた理由

インド刺繍リボン
現在の作品づくりに欠かせないインド刺繍リボンと出会ったのは、今から約4年前。
ネット上で偶然見つけたのが始まりでした。
 
華やかな刺繍、
美しい色彩、
見ているだけでワクワクする存在。
 
それまでは花柄の生地や帆布などを使ってポーチを制作していました。
もちろんそれも素敵ですが、インド刺繍リボンに独特の魅力を感じました。
 
少し取り入れるだけで、他の作品とは全然違う表情に。
シンプルな布に合わせても、リボンの柄や色がアクセントになり、持つ人の個性を引き立ててくれる…。
「これなら自分らしさを表現できる」そう感じたことが、インド刺繍リボンでの作品づくりにつながりました。
 

インド刺繍リボンポーチづくりで大切にしていること

インド刺繍リボン
作品づくりで大切にしていることも印象的でした。
 
リボンの中で最も美しい柄を必ず作品に入れること。
メインのモチーフが隠れないよう配置を丁寧に考えること。
 
「融通の効かない私の、小さなこだわりです」
 
そう笑って話してくれましたが、その繊細で緻密な積み重ねが作品の完成度を大きく左右します。
インド刺繍リボンは、同じリボンでも柄の出方によって印象が変わります。だからこそ、どの部分を見せるか、どの布と合わせるかで、作品の雰囲気は大きく変わります。ma pocheさんの作品の美しさは、そうした細かな選び方と配置の積み重ねがあるからなのでしょう。

50代・60代も楽しめる大人かわいいハンドメイド小物

インド刺繍リボン
ma pocheさん自身は、黒やグレーなど落ち着いた色が好きなのだそうです。
一方で、お客様からは白系のリボンも人気があります。
だからこそ、自分の好みだけでなく、手に取る方の好みや使いやすさも意識しながら制作しています。
そこには作り手としての優しさが感じられました。
 
「年齢を重ねても、綺麗なものや可愛いものが好きという気持ちは持っていたいんです」
その言葉も印象的でした。
 
若い頃は気軽に選べた色や柄も、年齢を重ねると少し勇気が必要になることがあります。
でも小物なら挑戦できます。
バッグの中に入れておくポーチや、手元で使う小さなアイテムなら、普段の装いを大きく変えずに、自分らしい華やかさを楽しめます。
バッグから取り出した時に、ふと気持ちが明るくなる。人に見せるためだけではなく、自分のために「好き」を持つ。ma pocheの作品は、そんな大人の気持ちに寄り添う小物です。

プレゼントにも人気のインド刺繍リボン雑貨

インド刺繍リボン
記憶に残るお客様のエピソードも素敵です。
 
「おしゃれなお母さんに贈りたいんです」
 
そう言ってma pocheのアイテムを選んでくださった方がいたそうです。
そのお母さんは90代でした。
 
一方で、就職する20代前半の娘さんへのプレゼントという方も。
 
20代にも90代にも届く。
それは、年齢を超えて「可愛い」や「綺麗」を楽しむ気持ちに寄り添っているから。
華やかだけれど上品で、特別感はあるけれど日常でも使いやすい。ma pocheの作品は、自分用にはもちろん、大切な人へ「あなたに似合いそう」と贈りたくなるアイテムでもあります。
 

ハンドメイド作家 ma pocheさんが目指すこれからの活動

インド刺繍リボン
インド刺繍リボン
インド刺繍リボン
インド刺繍リボン
最後に、これからの夢を伺いました。
 
「活動を大きく拡大したいわけではなく、
壮大な目標を掲げているわけでもない。
ただ、末永く続けていきたい」
 
そんな言葉が返ってきました。
 
フルタイムで働く時間が終わった後も、年齢を重ねた後も、
ものづくりを暮らしのそばに置いておき、
作品を作り、誰かに選んでもらう喜びを感じ続けたいとのこと。
 
朝5時の15分から始まったものづくり。
それは派手な成功物語ではありません。
けれど、好きなことを諦めず、自分のペースで続けてきた人の物語です。

インド刺繍リボンの繊細な華やかさと、日々の積み重ねから生まれる確かな手仕事。ma pocheさんの作品には、その両方が静かに息づいています。
 

「インド刺繍リボンってどんなもの?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
繊細な刺繍と美しい色彩が魅力のインド刺繍リボンを使ったma pocheさんならではの作品を、ぜひご覧ください。
▼ ma pocheさんの作品一覧はこちら
▶︎作品を見てみる 


この記事を書いた人

阪口ゆうこ
ミニマリスト/コラムニスト。Instagramフォロワー10万人超。40代以降の暮らしをテーマに、ムダを削ぎ、余白を整える生き方を綴っている。日々の生活で気づいたことや、セカンドライフの始まりに見えてきた景色を、等身大の言葉で届けている。愛猫家であり、猫たちに人生を乗っ取られがち。
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